レンタルサーバーを借りる場合、初心者の場合は月額料金が非常に安価な共用サーバーを選択する人が多いのではないでしょうか。
しかし、共用サーバーを利用していると、最初は全く気にならなかったのに、少しずつ不満に思うことがあるかもしれません。そ
んな時の選択肢の一つとして、VPSが挙げられます。
VPSとは「Virtual Private Server」のことで、日本語では「仮想専用サーバー」と言います。
専用サーバーを利用するとなると月額利用料金もかなり大きくなりますが、VPSの場合は専用サーバーと比較するとかなり経済的。
VPSは実際は共用サーバーのように1台のサーバーを複数の人が利用しているのですが、あたかも自分一人で使用しているようなイメージです。
つまり、専用サーバーに近い感覚。名称の通り、仮想的に専用サーバーを作っていることになります。
そこで、今回取り上げたのが「GMO VPS」というサービス。
GMO VPSはGMOクラウド株式会社が運営する仮想専用サーバーです。
多くのインターネットビジネスを手掛けている企業なので利用に際しても安心感があります。
しかし、VPSを使ったことが無いあなたにとってもはGMO VPSは未知の世界。
一体どのようなサービスなのでしょうか。
GMO VPSを利用するにあたり、メリット・デメリットについても考えてみましょう。
株式会社PEEP 高原
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GMO VPSの特長について詳しく解説!
GMO VPSにはいくつかの特長があります。
主な特徴としては、次の7つ。
- 選べるOSの種類が多い
- サーバー管理ツールPleskが利用可能
- プランが多く選択肢が多い
- いつでもプラン変更ができる
- 無料期間が15日間
- 24時間サポート体制
- アダルトサイトの運営が可能
- 転送量無制限
GMO VPSは選べるOSが多い!
GMOのクラウドVPSサーバーの最大の特長は選べるOSが多い事でしょう。
選べるOSは次の5種類です。
- Ubuntu
- CentOS
- Debian
- CloudLinux
- WindowsServer
管理画面に慣れていないことも考慮すると、GMOのクラウドVPSのようにOSが選べるのはとても有り難いのではないでしょうか。
尚、無料で選べるのは上記1~3まで。
4,5は有料オプションとなります。
更に、CloudLinuxを選択できるのは4GBプラン以上で月額利用料金は、1,500円。
WindowsServerを選択できるのは6GBプラン以上で月額利用料金は3,600円となっています。
更に、サーバー管理にはPleskが利用できるところも評価ポイント。
無料で選べる:Ubuntu、CentOS、Debian
有料オプション:CloudLinux、WindowsServer
サーバー管理ツールPleskが利用可能
実は、CloudLinuxとPlesk(プレスク)が使えるVPSサービスは非常に少ないので、あなたにとっては馴染みの無いプラットフォームかもしれません。
Pleskとは、サーバー構築・運用をを行うツールです。いわゆるコントロールパネルのことだと考えれば良いでしょう。
では、Pleskを使うとどのようなことができるのでしょうか。
Pleskを使うと以下のようなことが簡単にできます。
- サーバ全体の管理ができる(契約や支払い管理など)
- サーバ管理用のアカウントを発行できる
- WordPressサイトを簡単に立ち上げられる
サーバー管理と言うと、コマンドラインでコマンドを打ち込んでサーバーを構築していくイメージが強いのですが、Pleskを利用すれば今まで使用していたコマンドラインは全く不要となります。
つまり、Pkeskを使うことで、GMO VPSの管理が感覚的に操作ができるメリットがあります。
前述しましたが、CloudLinuxとPleskの使用できるVPSサーバーは非常に少なく、GMO VPSを選択する時には重要な項目となります。
では、GMO VPSサーバーはどれくらいの利用料金で利用できるのでしょうか。
Pleskはサーバー管理ツール
GMO VPSサーバーのストレージと料金
GMO VPSは6つのプランがあります。プランが多くて選択の幅が広がるので、あなたに合ったプランを選んでください。
GMO VPSでは、その6つのプランを下記の3つのプランに分類しています。
- 格安:最も月額料金が低い1GBプラン
- ハイパフォーマンス:月額料金が4,580円以上のプラン
- おすすめ:上記以外
それぞれの月額料金を下記の表にまとめました。ただし、月額料金は12ヶ月契約時の料金を記載しています。
プラン | ディスク容量 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|---|
1GBプラン | 50GB | 4000円 | 780円 |
2GBプラン | 100GB | 4000円 | 1,280円 |
4GBプラン | 200GB | 4000円 | 2,380円 |
6GBプラン | 400GB | 4000円 | 4,580円 |
8GBプラン | 600GB | 4000円 | 6,580円 |
12GBプラン | 800GB | 4000円 | 10,480円 |
格安に分類される1GBプランは1年間で9,380円。
初期費用は必要ですが、年額1万円未満なので、良心的な価格ではないでしょうか。
格安の1GBプランは、ディスク容量50GB 月額料金780円
GMO VPSサーバーはいつでもプラン変更ができる
GMO VPSサーバーを契約する時、どのプランで契約すべきなのかと悩むことがあるかもしれません。しかし、料金のことを考えた場合、できれば下のプランの方が良いでしょう。
実は、GMO VPSは契約後のプラン変更がいつでもできるので、
最初は1GBプランで利用してみて、サーバーリソースが足りない状況になれば2GBプランに変更も可能。
逆に、2GBプランで利用していても、途中で1GBプランに変更することもできます。
中にはプラン変更ができないレンタルサーバーもあるので、その点はとても融通が利くと言えるでしょう。
またGMO VPSを初めて利用する時には無料で利用できる期間もあります。ですから、無料期間を上手く利用するのも一つの方法ではないでしょうか。
1GBプラン→2GBプラン
2GBプラン→1GBプラン などが可能
GMO VPSサーバーの無料期間はどれくらい?
GMO VPSサーバーの無料期間は15日間です。但し、注意しなければならないのが、ハイパフォーマンスでは無料期間がありません。
つまり、15日間無料期間が設定されているのは、下記の3つのプランのみ。
- 1GBプラン
- 2GBプラン
- 4GBプラン
無料期間が15日間も設定されているので、契約してから15日間の間に色々なことを試してみましょう。
もし、使い方が難しいと感じたり、納得のできない点があれば、すぐにサポートを受けるのがおすすめです。
1GBプラン、2GBプラン、4GBプランで利用できる
GMO VPSのセキュリティとサポート
もし、GMO VPSで何らかの障害が発生した場合、GMOのサポートを受けることができます。もちろん、使用する上でわからないことなどがあった場合でも、サポートに連絡をすれば直ぐに解決できるでしょう。
技術的な問い合わせに関しては平日10時から18時の間、下記電話番号にて問い合わせができます。
TEL:03-4233-1163
また、メールでの問い合わせも可能。
メールの場合は原則24時間以内に回答して頂けるので、安心して利用できるでしょう。
是非、15日間の無料期間に色んなことに挑戦してみましょう。
故障や通信障害に関してはサポートも重要なポイントですが、GMO VPSにはSLA(サービス品質保証制度)というものがあります。
つまり、障害が発生した時にも安心。
GMO VPSのSLAを利用すれば月額料金の10%が返金される!
GMO VPSはSLAを設定されています。
SLAというのは、その月のサーバー稼働率が設定されている稼働率に満たなかった場合は、利用料金を補償するというシステムです。
GMO VPSは月間のサーバー稼働率を99.99%に設定しているます。
単純計算で、1ヶ月を30日として考えると、
30日×24時間=720時間(43200分)。
ですから、1ヵ月間に4.32分以上サーバーが停止するようなことがあれば、補償が受けられるということになります。
受けられる補償額としては、月額利用料金の10%なので、1GBプランの場合は78円(780円の10%)となります。
大した金額ではありませんが、GMO VPSがそれだけ安定して稼働しているという自信の現れでしょう。
では次に、GMO VPSの人気の理由であるアダルトサイトの運営について紹介しましょう。
SLA(サービス品質保証制度)もある
GMO VPSはアダルトサイトの運営が可能!国内VPSで唯一!
実はVPSのサービスでアダルトサイトの運営が許されているというのは国内ではGMO VPSだけなのです。
アダルトサイトの運営はどうしてもアクセス数が多い傾向にありますし、動画や画像が多いのでデータの通信量も非常に多くなります。
しかし、GMO VPSはデータ転送量が無制限だから全く問題ないということでしょう。
GMO VPSは転送量が無制限!
前述した通り、GMO VPSは転送量が無制限です。
あなたは、転送量に制限があるレンタルサーバーがあるのかと不思議に思われるかもしれません。
しかし、実際は多くのレンタルサーバーが転送量に制限を設けています。
そして、その転送量を超えた場合は課金が必要であったり、接続ができなくなったりということになります。
その点、GMO VPSはそういった制限がないので安心して利用できます。
では、最後に独自ドメインをGMO VPSで利用する場合のネームサーバーの設定について見て行きましょう。
GMO VPSのネームサーバー
GMO VPSを利用する場合、独自ドメインを設定することになるでしょう。
その場合、ネームサーバーの設定をする必要があります。
設定を変更する場合、GMO VPSポータルにログインし、ダッシュボードからDNS変更を行います。
ネームサーバーは以下になります。
プライマリDNSサーバー | ns.namedserver.net |
セカンダリDNSサーバー | ns2.namedserver.net |
まとめ
今日は、国内のVPSの中でもトップクラスの速度を誇るGMO VPSについて紹介しました。もう一度記事を振り返ってみましょう。
GMO VPSの特長としては、次の7つでした。
- 選べるOSの種類が多い
- サーバー管理ツールPleskが利用可能
- プランが多く選択肢が多い
- いつでもプラン変更ができる
- 無料期間が15日間
- 24時間サポート体制
- アダルトサイトの運営が可能
- 転送量無制限