ここ数年でWordPressを使用したサイトが非常に増えてきたような印象です。
以前ならhtmlを直接書いている簡単なサイトも多かったのですが、今ではほぼ絶滅していると言っても良いでしょう。
これもユーザービリティという点で、コンテンツが見やすく、サイトの作りも解りやすいことを追及した結果ではないでしょうか。
更に、記事を書く側にとっても最初の設定さえしてしまえば、後は文章を書くだけでサイトが簡単にできあがるのもWordPressの魅力です。
サバ
今やWordPressはwebサイトの世界標準と言っても過言ではありません。
しかし、サーバーによっては
- WordPressに対応していない
- WordPressの利用に向かない
などもあります。
そこで今回は、WordPressを使用する場合のおすすめレンタルサーバーを紹介します。
サーバーと言っても色々な種類があり、料金も様々。
最初に契約したサーバーでWordPressを動作させたのは良いが、実際に稼働してみるといろいろ不満が出るなんてこともあります。
サーバーの引っ越しとなると余計な労力も掛かりますし、引越し費用も発生するかもしれません。
そう考えた時、最初から納得のできるサーバーを利用するのが一番です。
では、サーバー契約する上でどのようなことを考慮すれば良いのでしょうか。
サバサバ読める目次
WordPress運営目的のサーバー選び!3つのポイント!
WordPress運営目的でサーバーを選ぶ時に重要な点は次の3つです。
- MySQLデータベースが利用可能
- サーバーが安定している
- 表示速度が速い
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
1.WordPressにはMySQLデータベースが必要!
実は、WordPressは静的なプログラムではなく、動的なプログラムです。
つまり、WordPressで作ったページを表示させる時は、データベースに保存されている記事本文を読み出して表示させています。
そのデータベース管理システムがMySQLデータベースです。
MySQLデータベースは世界で最も多く利用されています。
WordPressを利用することができません。
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最近のレンタルサーバーではMySQLが利用できないということの方が少なくなっています。
それでも
- プランによってはMySQLが使えない
- MySQLの利用数に制限がある
といった場合があるので、
サーバー選びの際に注意が必要です。
ただし、1つのMySQLに対して1つのWordPressを設置するのが理想ですが、1つのMySQLに対して複数のWordPressを設置することも可能です。
ですから、大規模なサイトを作るのでなければ「1:1」の関係でなくてもそれ程大きな問題はありません。
2.WordPressを使うにはサーバー自体が安定していることは大前提!
前述した通り、WordPressは動的なサイトなので、静的なサイトと比較するとどうしても動作が重くなってしまいます。
更に、あなたが作ったサイトが凄く人気があり、あなたのサイトの閲覧数が多くなってきた時に
なかなか表示されなくなるようでは
機会損失に繋がります。
ですから、
サーバー自体が安定していること
が非常に重要。
サーバーには転送量の制限があります。
その制限を超えると
- サイトにアクセスできなくなる
- 接続が不安定になる
ことがあります。
その時に表示されるのが「503エラー」です。
503エラーは「Service Temporarily Unavailable」というエラーのことで、あなたのサーバーでのデータ転送量が制限を超えた場合などに表示されるものです。
残念ながら、多くの格安レンタルサーバーは転送量の制限が非常に厳しいのが現実。
特に格安の共用サーバーの場合は厳しくなります。
サイトのアクセスが多い場合は、
安定したレンタルサーバーを使用する
ことをおすすめします。
その後、機会を見てサーバーの引っ越しを行いました。
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サーバーの引っ越しも意外と大変なので、そのようなことにならないようにしっかり考えてからサーバー契約を行いましょう。
3.サーバーには表示速度の速さはSEOでも重要項目!
前述した通り、あなたがレンタルサーバーを借りて公開したWordPressのサイトが表示されないようでは話になりません。
また、それだけでなく、元々サーバーのスペックが低くて表示速度が遅い場合にも注意が必要です。
実は、Googleはサイトの順位付けの根拠として
サイトの表示速度が遅くないことが重要
と言っています。
これは2010年にGoogleから公式発表がありました。
更に、2016年には
モバイルファーストが重要
ということも発表されました。
つまり、モバイルでの表示がPCと同様のコンテンツであるだけではく、モバイル端末での表示速度も重要視されることになったのです。
もちろんWordPressにおける表示速度は、サーバーのスペックだけではありません。
画像や動画のファイル容量、WordPressのテーマ自体の問題も大きいので、その辺りについても考える必要があります。
では、上記を踏まえた上で、WordPressを設置するのにおすすめのサーバーを紹介しましょう。
WordPressにおすすめのサーバー5選
サイト立ち上げ時にはレンタルサーバーを利用しなければなりません。
レンタルサーバーには、有料と無料があります。
ビジネスとして取り組むのであれば
有料サーバーを使用するのがおすすめです。
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できればリーズナブルな方が良いのですが、安いサーバーはちょっと不安です。
やはり最初は安いサーバーで始めようと考える人が多いでしょう。
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しかし、冒頭でも述べましたがサーバーの引っ越しは意外と大変。
ですから、引越しをせずにずっと使い続けるのが一番です。
そういう観点で、WordPressを設置するのにおすすめのサーバーとして、以下の5つ選んでみました。
料金や特長について以下の表にまとめてみました。
(スマホの方は横スクロールでご覧いただけます)
WPにおすすめのサーバー | |||||
---|---|---|---|---|---|
サーバー | プラン | 初期費用 月額料金 |
お試し期間 | MySQL | マルチドメイン |
Xサーバー | X10プラン | 3,000円 900~1200円 |
10日間 | 50個 | 無制限 |
mixhost | スタンダード | 無料 880円 |
10日間 | 無制限 | 無制限 |
wpXサーバー | - | 5000円 1000~1200円 |
14日間 | 10個 | 10個 |
ロリポップ | スタンダード | 1500円 500円~ |
10日間 | 30個 | 100個 |
ヘテムル | ベーシック | 2000円 800円~ |
15日間 | 70個 | 無制限 |
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1.WordPress設置するならエックスサーバー!ビジネス利用にもおすすめ!
手軽に利用できて、安定しているサーバーと言えばエックスサーバーです。
多くのユーザーの口コミも高評価。
エックスサーバーは
- 高速
- 多機能
- 安定性
を兼ね備えたサーバーと言えます。
しかも、料金もリーズナブルで3年分を一括で支払うと、1ヶ月あたり900円で利用できます。
安定性に定評があるので、個人利用だけではなく中小企業でも採用されているというのも大きな強みではないでしょうか。
エックスサーバーについては、下記の記事で詳しくご紹介しています。
初心者でも安心して利用できる
という点もポイントです。
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2.mixhostはWordPressも使えてアダルトもOK!
mixhostの一番の特長はクラウド型であるという点でしょう。
クラウド型なので共用レンタルサーバーとは違い、アクセス数が増えても人に迷惑を掛けることも掛けられることもありません。
しかも、いつでもプラン変更ができるという点もユーザーからは高評価。
実は、プラン変更が簡単にできないサーバーというのは意外と多いので、利用プランで迷った時にはmixhostがおすすめです。
WordPressで作成したサイトの表示速度に関しても問題ありません。
むしろ非常に速いので、閲覧者が表示速度によるストレスを感じることはないでしょう。
更に、国内では非常に少ないアダルトOKのレンタルサーバーとなっています。
アダルト系のWordPressで稼ぎたい
というのであればmixhost一択となるでしょう。
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3.WordPressだけで良いならwpXサーバー!
wpXサーバーはエックスサーバーがWordPress専用に運営しているサーバーです。
ですから、WordPressだけを使う場合におすすめのサーバーとなります。
wpXサーバー最大の特長はキャッシュ機能。
キャッシュとは一度閲覧したサイトの情報などを一定期間保存しておき、再度閲覧した時にその情報を用いて表示させるという機能です。
キャッシュ機能の利点としては表示速度がかなり速くなるということです。
wpXはサーバー側でキャッシュ機能を持っているため、初めての閲覧でも表示が非常に速いということになります。
wpXサーバーのデメリットは次の2つです。
- WordPress以外の選択肢が無い
- マルチドメインが10個しか使用できない
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4.リーズナブルなサーバーならロリポップ!
とにかくリーズナブルなサーバーを求めているなら、ロリポップがおすすめです。
ロリポップには下の4つのプランがあります。
ロリポップの料金プランとMySQL | |||
---|---|---|---|
プラン | 月額料金 | 独自ドメイン | MySQL |
エコノミー | 100円 | 20個 | 無し |
ライト | 250円 | 50個 | 1個 |
スタンダード | 500円~ | 100個 | 30個 |
エンタープライズ | 2000円~ | 無制限 | 100個 |
上記の通り、エコノミープランはデータベースが使用できないのでWordPressが使用できません。
ですから、WordPressを使用するなら他の3つのプランからの選択となります。
その中でおすすめするなら、リーズナブルさと安定性を兼ね備えているスタンダードプランです。
ただし、データ転送量が「100GB/日」となっているところがネックです。
そちらでも問題ないという方は、おすすめのサーバーです。
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5.ヘテムルはWordPerssの表示が速い!エックスサーバーの競合?
実はヘテムルは上記のロリポップと同系列のサーバー。
つまり、ロリポップの上位版と捉えることができます。
動作も非常に安定していて、WordPressの表示速度も非常に速いのが特長。
エックスサーバーと同じくディスク容量はSSDで200GBで、エックスサーバーの競合という位置付けでしょう。
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まとめ
近年では
「サイト=WordPress」
と考えている人も多くなってきました。
初期設定さえしてしまえば、オンラインで編集できるということもあり、非常に便利。
しかし、WordPressを利用するにはサーバーを用意しなければなりません。
では、記事を振り返ってみましょう。
WordPressが利用できるサーバーを選ぶ条件は次の3点。
- MySQLデータベースが利用可能
- サーバーが安定している
- 表示速度が速い
そして、上記の条件を満たすサーバーの中で、おすすめは次の5つ。
上記のサーバーでしたら、WordPressの設置に関しても簡単インストール機能があるので、初心者でも悩むことはありません。
あとは好みとなりますが、
- リーズナブルさで選ぶならロリポップ
- WordPressのみを使用するのならwpX
- アダルトサイトを作るならmixhost
と言ったところでしょう。
中でも最も信頼できると評判なのはエックスサーバーです。
是非、あなたのサイトイメージを考慮した上で、サーバーを選んでみてはいかがでしょうか。