AWSとはAmazon Web Services(アマゾン ウェブ サービス)の略。
つまりAWSはインターネット通販で有名な
Amazonが提供しているクラウドサービスのこと
です。
サバ
AWSはクラウドサービスなので物理的な環境ではなく、
データ自体はデータセンターに置いてオンライン上で利用する、
とても便利なサービスです。
株式会社PEEP 高原
それらと同じようなイメージを持っていただければ良いでしょう。
サバ
じつは上級者向けの部分もおいので、中身を理解しておきしょう!
株式会社PEEP 高原
AWSは、
- 個人利用には向いているのか
- 向いていないのか
についても解説してみました。
ですから、あなたがレンタルサーバーの選択に困っている場合や、AWSの個人利用を検討している場合には参考になるでしょう。
是非最後まで読んでからAWSを利用するのか判断してみてください。
サバサバ読める目次
レンタルサーバーAWSは個人利用に向いてない?
結論から述べると、
AWSは個人利用には不向きです。
株式会社PEEP 高原
サバ
スタートアップに試験的にサイトを立ち上げるなど、AWSを利用する目的が明確になっている場合は、個人利用するのも良いと言えます。
ですが普通のサイト運営には微妙。
AWSが個人利用に不向きな主な理由は次の3つです。
- コストが変動するので月のコストが読めない
- 利用できるサービスが多過ぎる
- トラブルを自己解決する必要がある
では、もう少し詳しく見ていきましょう。
1.AWSはレンタルサーバーと違い月のコストが読めない!?
AWSが個人利用に向いていないと判断する最も大きな理由はコストです。
つまり利用料金が固定料金ではないので、その月のコスト計算を読むことができません。
その点、エックスサーバーやさくらサーバーなどのレンタルサーバーは月額固定費ですので、必要経費の試算も容易です。
では、実際にAWSの料金はどのように決まっているのかを見ていきましょう。
AWSの利用料金の計算方法は意外と難しく、正しい料金を知るには公式ツールや料金シミュレータを使って計算する必要があります。
基本的にAWSの料金計算がどのように加算されていくかというと、
- 時間で課金(1秒毎)
- データ転送量
- 利用するインスタンスタイプ
インスタンスタイプは、CPU・メモリ容量・ストレージ容量・ネットワークキャパシティーの組み合わせです。
その組み合わせによる料金設定に対し、データ転送量や利用時間によって算出されます。
インスタンスタイプに関しては非常に細かく設定できるため、簡単にいくらと計算ができない状況です。
また、それだけでなく
- 契約期間を予め決めることで節約できる「リザーブドインスタンス」
- 入札価格による「スポットインスタンス」
などの料金体制もあり、更に難しくなります。
AWSには1年間の無料期間が設定されているので、実際に利用しどのくらいの利用料金になるのかを考えるのがおすすめです。
ストレージやメモリが少なく、尚且つデータ転送量が少い場合にはレンタルサーバーを借りるよりも安くなるかもしれません。
しかし、運営しているとどんどん料金がかさむ可能性が高くなります。
口コミ情報を見ていると、
月額180万円になっている
という情報もあったので、個人利用する場合には慎重に検討することをおすすめします。
AWSの利用料金の計算方法は難しい
個人利用する場合には慎重に検討することをおすすめ
2.AWSはレンタルサーバーと比較するとサービスが多過ぎる!
AWSはレンタルサーバーと比較すると利用できるサービスが100種類以上もあり、非常に多くて使い切れません。
例えば、下記はほんの一例です。
- コンピュート系
- ストレージ系
- アプリケーション系
- IOT
- モバイルサービス
もちろんこれだけではなく、更に色々なサービスや機能があります。
つまり、技術的な知識が無ければあなたの希望する設計ができないでしょう。
AWSはレンタルサーバーと比較するとサービスや機能が多い
技術的な知識が無ければ、希望する設計ができないので注意
3.トラブルを自己解決する必要がある
AWSのシステムは非常に安定している評判が多いのですが、それでもトラブルは発生します。
AWSはレンタルサーバーとはトラブルの解決の手順が違うため、その点でも個人利用をおすすめできません。
仮に、レンタルサーバーでのトラブル対応はレンタルサーバー業者が全て行うので、ユーザー側は特に知識などが無くても問題がありません。
障害が発生している時間、しばらくサーバーを利用することはできませんが、待っていれば何とかなるでしょう。
しかし、AWSでトラブルが発生した時は、自分でサーバーのエラーログを確認し、何が起こっているのかを判断しなければなりません。
もちろんサポートはありますが、自己解決する能力がなければ厳しいと考えます。
では、AWSはレンタルサーバーより劣っているわけではありません。
続いてAWSのメリットについて見ていきましょう。
AWSでトラブルが発生した時は自己解決する能力が必要になる
AWSの4つのメリット!
AWSの主なメリットとしては次の4つです。
- 購入・利用スピードが速い
- 初期費用が掛からない
- 拡張性が高い(データーの容量・メモリの容量)
- セキュリティが高い
では、それぞれについてもう少し詳しく見ていきましょう。
1.AWSは購入・利用スピードが速い!
AWSを利用するにはAmazonのアカウントがあればすぐに利用ができます。
支払いはカード払いとなります。
Amazonのアカウントを作成する時点でカードの登録が必要となるので、たった5分程度で利用開始できます。
レンタルサーバーや自宅サーバーとくらべると、素早く利用開始できます。
2.AWSは初期費用が掛からない
レンタルサーバーの多くは初期費用が必要です。
キャンペーンなどで初期費用無料の場合や、最初から初期費用無料に設定されているプランもありますが、基本的には初期費用が1000~3000円程度が必要となります。
しかし、AWSは初期費用無料で利用可能。しかも、最初の1年は利用料も無料。
つまり、しばらくの間は完全無料で利用できます。
3.AWSは拡張性が高い!レンタルサーバーよりも簡単!
レンタルサーバーの場合、データー容量などを増やそうとすると契約プランの変更が必要な場合があります。
また、利用しているレンタルサーバー業者のプランに不満がある場合は別のレンタルサーバー業者を利用する必要も出てくるかもしれません。
しかし、AWSの場合はデーターの容量・メモリの容量などをボタン一つで変更できます。
つまり、非常に拡張性が高いので、現状に不満があったり、季節によってアクセスが偏っているなどの場合にとても便利。
また、自動調整もでき、サーバーのダウン時にも対応が可能です。
これらの機能は他のレンタルサーバー業者ではなかなかできない機能ではないでしょうか。
WordPressについてもAWSで利用が可能です。
ただし、AWSでWordPressを利用する場合には、多少の知識が必要となります。
グローバル化という点についても、簡単に世界中にコンテンツ配信が可能で、非エンジニアでも使える設計となっています。(Netflixのように世界中にコンテンツを配信できる)
4.AWSはセキュリティが非常に高い!
AWSはクラウドサービスなのでセキュリティについて甘いのではないかと考えるかもしれません。
クラウドという性質上、セキュリティに不安を感じている方も多いでしょう。
しかし、AWSにおいてセキュリティの問題は最優先事項。
前述しましたAWSの多過ぎるサービスの約3割がセキュリティに関するもの。
例えば下記のサービス。
IAM | 認証・認可・アクセス管理などに関するサービス |
---|---|
KMS | 暗号キーの作成・管理・運用に関するサービス |
Inspector | EC2の脆弱性に関するサービス |
ACM | 常時SSL化に関するサービス |
上記のサービスは多くの企業が利用していることから信頼できると判断できるのではないでしょうか。
例えば、AmazonのシステムやNetFlixのシステム、更にAdobeと同じレベルのセキュリティを個人でも利用ができ、大きなメリットです。
AWSの4つのメリットは
1.購入・利用スピードが速い
2.初期費用が掛からない
3.拡張性が高い(データーの容量・メモリの容量)
4.セキュリティが高い
まとめ
今回はAWSが個人利用に向いているのか否かについて検討してみました。
AWSはAmazonが提供するクラウドサービス。そのサービスの一つにレンタルサーバーと同等のサービスがあります。
実は、AWSはクラウド市場の3割以上のシェアを占めているNo.1のクラウドサービス。
しかも、Amazonの利益の半分以上がAWSでの収益なのです。
Amazonと言えばネット通販のイメージがありますが、実はAWSの方が収益が多く驚きです。
そんなAWSの個人利用については、個人利用するならAWSよりもレンタルサーバーの方が適している結論に至りました。
その理由は次の3つ。
- コストが変動するので月のコストが読めない
- 利用できるサービスが多過ぎる
- トラブルを自己解決する必要がある
特に最も大きな問題は利用料金が固定でない部分です。
レンタルサーバーの場合は月々の利用料金は固定額となっているので非常に分かりやすいです。
AWSはインスタンスタイプやデータ転送量、更に1秒毎の利用時間によって利用料金が変動するシステムです。
ですから、利用料金の計算も非常に難しく、月々の利用料を読むことは難しい状況になっています。
しかし、非常に優良なクラウドシステムです。
株式会社PEEP 高原
そして、1年間は利用料金が無料ですので、スタートアップで利用するには非常に便利。
あなたがもしAWSに興味があれば、
まずは無料期間の間だけでもレンタルサーバーとして利用
してみてはいかがでしょうか。
どうしても使ってみたい!という方はぜひ!
株式会社PEEP 高原
AWSでもWordPressの利用ができるので、是非挑戦してみてください。
下記の記事で超辛口比較しています!
株式会社PEEP 高原
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