ここ数年でレンタルサーバーの維持に係る金額はかなり安く使いやすいものになりました。
独自ドメインも昔に比べて新規取得料金や更新維持管理手数料がグンと安くなっていますよね。
こうなってくると、メールひとつとってもフリーメールを使うのは今すぐ辞めて、独自ドメインでかっこよくスタイリッシュなメールにした方がメリットが増えます。
メールひとつで信頼性が変わってくるビジネスシーンなら尚更です。
たかがメールと思われた方もいるかもしれませんが、少し考えてみてください。
例えば貴方が、某サイト(URL:http://www.sample.com)に何らかのメールを出すとします。
内容はクレームでも何かしらの申し込みでも構いません。
その時にメールアドレスの宛先が、
「info184682@yahoo.co.jp」の様なフリーメールと
「info@sample.com」となっている独自ドメインのメールなら
どちらを信用しますか?
ビジネスで仕事を発注するときも同じことですよね。
フリーメールしか使っていない企業を信用し仕事を発注するでしょうか?
フリーメールはお手軽にいくつでもアカウントが作れる一方で、ビジネスや何かしらの運営など不特定多数の方との窓口には「信頼性」の部分ではあまり向いていません。
よって本記事ではエックスサーバーでのメールの設定方法について説明してみたいと思います。
ドメインの取得方法については以前にご説明していますので、今回は割愛させていただきます。
サバサバ読める目次
メール設定の手順
主な手順は以下の通りです。
- エックスサーバーのインフォパネルにログインする
- 設定対象ドメインを指定する
- メールアカウント設定を開く
- メールアカウントの追加
1.エックスサーバーのインフォパネルにログインする
まずはインフォパネルにログインします。
次に赤い丸で囲っている「サーバー管理」部分をクリックしてサーバーパネルに移動します。
2.設定対象ドメインを指定する
設定対象ドメインの欄にあるプルダウンメニューから、
設定変更するドメインを選択し「設定する」をクリックします。
3.メールアカウント設定を開く
先ほど指定したドメインになっているかを確認し、
「メールアカウント設定」をクリックします。
4.メールアカウントの追加
メールアカウント一覧の画面に切り替わります。
まだこの時点ではメールアカウントが作られていないので、
「現在、メールアカウントはありません。」と表示されているはずです。
メールアカウント一覧タブの隣にある「メールアカウント追加」をクリックします。
アカウント作成画面が表示されます。
必要事項を全て埋めて最後に赤枠で囲んでる部分の「確認画面へ進む」をクリックします。
容量は1~5000の間で自由に決定することが出来ます。
一概には言えませんが1000程度(1GB)あれば問題ないでしょう。
コメントには解りやすい説明を入れておくと、何のアカウントなのかなどが簡単に判別できますので用途が分かっているのであれば入力しておく方が良いと思います。
メール設定の手順のまとめ
- エックスサーバーのインフォパネルにログインする
- 設定対象ドメインを指定する
- メールアカウント設定を開く
- メールアカウントの追加
メールソフトの設定
メールの設定が終了したら今度はメーラーの設定をしておきましょう。
使いやすいメーラはそれぞれですが、設定自体はほぼ一緒の流れとなっていることが多いので、今回はWindows Mailソフトでの設定方法についてご説明します。
まずWindowsMailを立ち上げると、左側にこの画像の様なメニューが出てきます。
こちらから「アカウント」をクリックします。
すると、逆サイドに今度はアカウントメニューが表示されます。
アカウントの管理が表示されたら、一番下にある「アカウントの追加」をクリックします。
アカウントの追加をクリックすると、
下の画像とおなじ窓が表示されますので、「詳細設定」をクリックします。
次に「インターネット メール」をクリックします。
メールアカウントの設定の画面が表示されますので、
必要な部分を全て入力します。
メールアドレス | エックスサーバーで作成したメールアドレス |
---|---|
ユーザー名 | メールアドレスと同じ |
パスワード | 設定したパスワード |
アカウント名 | WindowsMailで表示されるアカウント名(任意) |
この名前を使用してメッセージを送信 | 送信メッセージに表示される名前 |
受信メールサーバー | サーバーアカウント設定完了メール内に記載されている受信メール(POP)サーバー |
アカウントの種類 | POP3 |
メールの送信(SMTP)サーバー | サーバーアカウント設定完了メール内に記載されている送信メール(SMTP)サーバー |
最後のチェックボックスは全てチェックを入れた状態にしておいてください。
全ての入力が完了したら最後に「サインイン」をクリックします。
サーバー接続テストが行われ、通信が完了すると終了となります。
これでメーラーで受信できるようになりました。
今回は、Windows Mailソフトでの設定方法で説明
- Windows Mailでアカウントを追加する
- 詳細設定でインターネット メール アカウントの設定を行う
- サーバー接続テストが行われ通信が完了すると終了
- メーラーで受信できるようになる
よく使われているメールのルール
ルールというほどのものではないかもしれませんが、メールアドレスについてもある程度のルールを決めておく方が良いかもしれません。
スマホなどではスパムメールが来ないように、長いアドレスや意味のない文字の羅列などでアドレスを作成している方も多いようですが、サイト管理や企業で使うビジネスメールにはそういったものは向いていませんよね。
メールアドレスもわかりやすい方が信頼度も高くなりますので、シンプルに考えましょう。
以下には、サイト管理やビジネスなどで使われている一般的なアドレスを紹介します。
・一般的な窓口でよく使われているアドレス
info@sample.com
・お問い合わせ窓口などで使われるアドレス
support@sample.com
・総合窓口でよく使われているアドレス
hello@sample.com
まとめ
今回はメールアドレスの設定についてご説明しました。
独自ドメインを持つならメールアドレスも自由に設定できますので、シンプルかつ覚えやすく親しみやすいアドレスにした方が賢明と言えるでしょう。
サイト管理やビジネスに絶対的に必要な信頼度も、アドレスによって多少の左右はあるかもしれません。
個人用メールとのルールを明確に分けることで今後いくつドメインを取得しても同じルールを使いまわせます。
さらに、複数のアドレスを持つ必要に迫られても迷うことはなくなりますので、是非独自のルールを作っておくことをお勧めします。
一度借りてしまえば頻繁に鞍替えするようなものではありませんので、レンタルサーバー毎の特色をよく理解し、自分の用途に合ったサーバーを探し出すことも必要です。
下記の記事で他社のレンタルサーバーについて、詳しく比較しています。
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